2015年の映画館の大きなスクリーンで、シネスコの西部劇を観るこの贅沢!
でも、1870年代が舞台の西部劇なのにいろんなものが綺麗過ぎて一気にテンションが下がる。
それでも、銃弾で床に空けられた穴に差し込む陽光の美しさと、二人で同時に銃を向けるシーンだけでまた観たい。
セルジオ・レオーネ、特に『ウエスタン』のファンとしては、色々ニヤリとなる映画ではある。
天井から吊されたランプを滑らせた時には思わずガッツポーズしたし、どこかジャック・イーラムを思わせるジェフリー・ディーン・モーガンの顔にハエがとまるのはむちゃくちゃポイントが高い(笑)
まあそれでも、なんといっても エヴァ・グリーンが素晴らしすぎる。
さっき書いたマッツ・ミケルセンと同時に銃を向けるシーンもそうだけど、彼女が口がきけないという設定が効いていて、目(と胸)だけで全てを語る圧倒的な存在感。
クラウディア・カルディナーレにだって負けていない。
[原題]The Salvation
2014/デンマーク・イギリス・南アフリカ/93分
[監督]クリスチャン・レヴリング
[出演]マッツ・ミケルセン/エヴァ・グリーン/ジェフリー・ディーン・モーガン/エリック・カントナ/ミカエル・パーシュブラント/ジョナサン・プライス/ダグラス・ヘンシュオール/ナナ・オーランド・ファブリシャス
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