ジャック・ニコルソンのではなく、デ・ニーロとアル・パチーノの方です。
酷評されてるほど酷くはないのでは?確かにかなり微妙ではありますが…。
『ヒート』と比べるのが間違いで、あんな傑作はそうそうあるものではないですし、この歳になった二人だからこそ出せる味も出ていると思います。
一番の問題はやはり脚本だと思いますが、役者で観ればそこそこ楽しめる映画。
しかも、主演の二人よりも、むしろ脇の方。
対立するもう一組の刑事コンビにジョン・レグイザモとドニー・ウォールバーグ、これだけでもう楽しい。
ジョン・レグイザモはいい感じでデ・ニーロに喧嘩を売っていて、いつものジョン・レグイザモ。
刑事たちが追う凶悪犯に50 Cent。
デ・ニーロとアル・パチーノの上司として出てきても存在感に不足なしのブライアン・デネヒー。
デ・ニーロが関係を持っている鑑識課の刑事にカーラ・グギーノ。
こうしてみると、結構役者は揃っています。
それだけに、余計に脚本が惜しい。
まあそれでも、ほぼ全編にわたってデ・ニーロとアル・パチーノが同じ画面に映っている、それだけでも、やっぱりこれは観ておくべき1本ではないかと思います。
[原題]Righteous Kill
2008/アメリカ/101分
[監督]ジョン・アヴネット
[出演]ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/カーティス・ジャクソン/カーラ・グギーノ/ジョン・レグイザモ/ドニー・ウォールバーグ/ブライアン・デネヒー/メリッサ・レオ