今日は『インファナル・アフェア』トリロジーBOXの発売日ということで、この作品を(笑)
いやあ、さすがバリー・ウォン監督、もう凄いとしか言いようがありませんね。
チャップマン・トウのハート型の胸毛から始まるこの映画、チャップマン・トウとショーン・ユーとエリック・ツァンが出てること自体がすでに凄い。
チャップマン・トウがヤンでショーン・ユーがキョンと、キャストが入れ替わっているのも面白い。
ラウにはジョニー・トー作品の常連レイモンド・ウォン。
でも、エンディングに流れるNG集を観てもわかるように、みんなほんとに楽しそう。
エリック・ツァン縮んでるし(笑)
ただ、本家の名場面は一応押さえてあります。
屋上での密会、屋上から車に転落したウォン警視、ハウが杯をかかげる場面などなど。
それでいてちゃんと少しずつ可笑しくしてあり、これまた名場面であるヤンの退学のシーン。
「ああなりたいのか?」という教官の声が響く中、ヤンを見つめるラウの視線。
しかしその後ラウが叫びます。
「なりたいです!」
この作品が凄いところは、単なる『インファナル・アフェア』3部作のパロディで終わっていないところ。
ショッカーにベッカム、貞子からK-1まで。
さらに、ジョン・ウー流二丁拳銃&スローモーション&鳩が出てきたかと思えば、ブルース・リーからなんとフェリーニの『81/2』まで。
バリー・ウォン監督、恐れ入りました。
[原題]精装追女仔2004
2004/香港/94分
[監督]バリー・ウォン
[出演]ショーン・ユー/チャップマン・トウ/エリック・ツァン/ラム・ジーチョン/レイモンド・ウォン
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