ハリウッドよ、プライドはないのか?

ディパーテッド ポスター

米アカデミー賞、『ディパーテッド』4冠。
作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞。
世も末ですね~。

問題なのは、これが至極順当な結果だということ。

完全に内輪の賞である以上、“内容の優劣”はたいした問題ではなく(よって『ディパーテッド』がいかにひどい作品かはこの際問題ではない)、ぶっちゃけて言えば、“その賞に関係している人の友達・知り合いの多さ”“その年の空気”“大人の事情”で決まるわけで、今回の顔ぶれなら極めて順当な結果。

ただ、ただですよ。
他の全てのことには目をつぶったとして、一点だけ。

『ディパーテッド』紹介の際に、オリジナルは日本映画だと間違った紹介が…。

あちらの方々に香港と日本を区別するのを期待する方が無理なのかもしれませんが、仮にもアカデミー作品賞受賞作がその年のハリウッドの頂点であるとするなら、どこの国かもわかってないような国の作品のリメイクがハリウッドの頂点ですよ。

自らハリウッドの敗北を認めていることになぜ気づかないのか?
ハリウッドにはプライドというものがないんでしょうか?

ただでさえリメイクと続編ばかりでうんざりのハリウッドですが、落ちるとこまで落ちましたねぇ…。

 

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