序盤からいきなり輸送隊襲撃の大虐殺、さすがコルブッチ、容赦ない!
その後は、開けられそうになる度にヒヤヒヤもので上手いこと乗り切り、まさに棺が主役、『黄金の棺』の邦題はぴったり。
ジョセフ・コットンが見せる異様なまでの執念もいい。
散々引っ張っておいてのあの幕切れも完璧。
それでも、一番の主役はやっぱりエンニオ・モリコーネ(Leo Nichols名義)の音楽。
特に、トランペットソロのクレジットとしてモリコーネと並んで名前が出るNunzio Rotondoのトランペットがかっこよすぎ! https://youtu.be/3atoEZQMlHQ
[原題]I crudeli
1967/イタリア・スペイン/90分
[監督]セルジオ・コルブッチ
[音楽]エンニオ・モリコーネ
[出演]ジョセフ・コットン/ノーマ・ベンゲル/ジュリアン・マテオス/アル・ムロック/ジーノ・ペルニス/エンジェル・アランダ/マリア・マーティン
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