エドガー・ライト製作総指揮、ニック・フロスト出演ということでも話題の『アタック・ザ・ブロック』、早速観て来ました!
キャッチコピーにもありますが、一言で言えば、団地の不良キッズvsエイリアン!
もうこの時点で間違いないですよね。
地球侵略ではなく、サウスロンドンの公営団地、エイリアン、攻撃がピンポイントすぎます(笑)
実は他の国とかも襲われているのかもしれませんが、そんなことを示すこの手の映画ではよくあるニュース映像などもなく、舞台は公営団地とその周りから一歩も出ません。
この“狭さ”が何より素晴らしく、そこにあるのはもちろんカーペンターの『要塞警察』へのリスペクト。
しかも、エイリアンに立ち向かうのは、警察や囚人ではなく、小中学生の不良少年&なって2ヶ月の新米看護師。
いくら悪ぶっていても、所詮は少年なので、武器は金属バットや爆竹やロケット花火!最強の武器でやっと日本刀。
このように、地域に加えさらに主人公たちにも制限がかかり、“映画は限定されればされるほど面白い”というのの見事な例。
武器がそのレベルなので、逃げる時も自転車やスクーター!
立ち向かう方がこのレベルなので、エイリアンの方が最新兵器を使う凄いやつだと勝負になりませんが、絶妙な強さで、このバランス感覚がまた素晴らしい。
そして、終盤は待ってましたの漢気炸裂モードに!
さらに素晴らしいのが、主人公たちや敵のいい意味でのしょぼさに合わせるかのように、上映時間が90分をきっているところ。
あっという間の88分、つまらないシーンは1つもない。
最高。
[原題]Attack the Block
2011/イギリス・フランス/88分
[監督]ジョー・コーニッシュ
[製作総指揮]エドガー・ライト 他
[出演]ジョン・ボヤーガ/ジョディ・ウィッテカー/ルーク・トレッダウェイ/ニック・フロスト/ジャメイン・ハンター
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