『神弓 KAMIYUMI』(キム・ハンミン)

素晴らしい！これだよ！こんなアクション映画が観たかったんだよ！
世界よ、これがアクション映画だ！

最初の10分くらい一瞬不安になりますが、しばらくは我慢して下さい(笑)
アクションが始まってからは、ケチのつけようがありません。
自分がアクション映画に求めているものが全部入っています。

追跡劇の疾走感と緊迫感という点では、歴代最高レベル。

『精霊の守り人』第3話の神シーン“バルサvs狩人”を超えてさえいると思います、実写なのに！
鳥肌ものの素晴らしさ。

と思ったら、一転して静寂が訪れ、銃を弓に持ち替えた、森の中での『山猫は眠らない』が始まる！

もうたまらない！

さらに、1対1での決闘まで。
ここでも、弓vs弓！一捻り工夫があるところもいいですね。

そして何よりも、アクション映画で大事な悪役の存在感、主人公が霞むくらい敵のボスが魅力的すぎる上に、部下もちゃんとキャラが立っています。
この映画では一番泣けるシーンは敵チームのエピソード(笑)

刃こぼれしてくるとはいえしばらくは斬り続けられる刀と違って、弓なので手持ちの矢の本数に制限があるところもいい。
倒した敵から抜き取り、敵の矢だろうが奪って使います。

敵がむやみやたらと追ってくるのではなく、ちゃんと陣形を組んで追いこんでくるところもいい。
『精霊の守り人』のバルサなら「フォーメーションを変えたね」と言いそうですね(笑) この言葉遣いはおかしいと今でも思っていますが。

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