『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(ジェームズ・ガン)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

2時間があっという間で、無茶苦茶楽しいし、何より泣けるけど、一点だけ大きな不満が。もったいなさすぎる…。

詳しくは後ほど。とりあえずグルートが可愛すぎる!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー グルート

なんで中川コロナは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の4DXをやってくれないんだ…。
トランスフォーマーとスパイダーマンなんかやってる場合じゃないだろ…。(『イントゥ・ザ・ストーム』がまだやってるのは素晴らしい!)

繋げなかった手、差し伸べられる手、握りしめる手。

繋げる時に繋いでおかなければ、二度とそのチャンスが訪れることはないことを知っている者たちが、今度こそは絶対に離さないと固く握りしめる。

I amからWe areへ、しかも、その相手は一人ではない。

まあ感想としてはこれに尽きますが、あとは適当につらつらと。

前知識なしで観ましたが、またこのメンバーに会いたいという意味では『アベンジャーズ』よりも上。
主役5人のキャラ立ちぶりだけでなく、ビジュアル的に一番かっこいいネビュラ、あとはヨンドゥ最高!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ネビュラ

アクション的に一番燃えたのもヨンドゥの1vs多数の戦い。
予備知識なしで観たのが正解で、あの状況からあれは反則だろ!

あと、空中戦が特にそうですが、ここぞというところで引きの画を入れるところが素晴らしい。
あれができてないアクション映画が多過ぎ。

まあでも何よりも、ダンスバトルが最高ですよね。
あの状況であれをやって、それが許されるどころか最高という作品の世界観自体が最高ということでしょうね。
ロナンじゃなくても、何やってるんだよお前!とツッコまざるをえないのに(笑)

あと、アクション映画的には脱獄シーンもたまりませんね~。
一人だけでも燃える脱獄ではありますが、脱獄シーンといえばの「計画」と「実行」にさらにチームとしても魅力も加わり、しかもその計画の一部が実は!というおまけ付。

そろそろ最初に書いた大きな不満を。

全編に渡って台詞で喋りすぎですが、決定的なのがGOGが立ち上がる時のピーターの演説。
肝心なことを台詞で全部喋っちゃうという、一番やってはいけないやつ、一気に冷める。
喋らなくてもそこまでで十分描けてるのに。

その直後の、5人が歩き出すビジュアルが最高なだけに、余計にもったいないんだよなぁ。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 結成シーン

多少は喋る必要があるとは思いますが、極端な話、あの演説全部カットでも、あの歩き出すビジュアルだけでGOG結成は表現できるんだけどなぁ。ほんとに惜しい…。

このような大きな不満もありますが、全体的には無茶苦茶面白かった。

タイトルが出るあの瞬間もまたIMAXの大スクリーンで観たい。

強引にまとめるならマーヴィン・ゲイの流れる映画は間違いないということで。 http://youtu.be/-C_3eYj-pOM

 

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[原題]Guardians of the Galaxy
2014/アメリカ・イギリス/121分
[監督]ジェームズ・ガン
[出演]クリス・プラット/ゾーイ・サルダナ/ヴィン・ディーゼル/ブラッドリー・クーパー/デイヴ・バウティスタ/ジャイモン・フンスー/ジョン・C・ライリー/グレン・クローズ/ベニチオ・デル・トロ/リー・ペイス/マイケル・ルーカー/カレン・ギラン

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