今回は、衝撃のラスト!(まだまだ募集中です!)へ投稿していただいた中から、にじばぶ様、かの様ご推薦、『愛してる、愛してない…』です。
御二方、ありがとうございます!
いやぁ、凄い…。
いつも、最近はリメイクや続編ばかりで、オリジナルの面白い脚本がないと愚痴をこぼしていますが、ありましたねこんな脚本が。
レティシア・コロンバニ監督、これがデビュー作で(当時26歳!)、しかも自らのオリジナル脚本。拍手!
自分も予備知識としては、オドレイ・トトゥ主演ということしか知りませんでしたが(DVDのジャケットに彼女が載っているので)、もし未見の方は、ぜひ予備知識ゼロでご覧になることをお薦めします。
どうしてもという方以外は、予告編を先に観ない方がより楽しめるかと思います。

確かに、ラストも十分衝撃的なんですが、自分は途中が抜群に面白かった。
途中で一端最初に戻った後、見事に次々と埋まっていくパズルのピース。
ネタバレにならないように一つだけ書くと、ロイックが隣家のドアをノックする理由が実は~のためだった点、これはほんとに唸りました。
これだよこれ!と、久々に脚本の妙に唸って小躍りしました。
他にも唸る点はありますが、それは観てのお楽しみということで。
オドレイ・トトゥも、『アメリ』のキャラを生かした完璧なはまり役。
それにしても、レティシア・コロンバニ監督恐るべしですね。
一発屋かもしれませんが、次回作も面白いようだと、3作目からはもう必見になりますね。
にじばぶ様、かの様、素晴らしい作品をお薦めしていただいて、本当にありがとうございました。
[原題]A la folie… pas du tout
2002/フランス/96分
[監督・脚本]レティシア・コロンバニ
[出演]オドレイ・トトゥ/サミュエル・ル・ビアン/イザベル・カレ