首に巻かれたクラバット、命より大事な愛犬、連れているウサギ、毎日欠かさないお見舞い、そして友情。
確かに普通に見れば狂っているところはあっても、大切なもののために、愛するもののために、それぞれが命を賭ける。
笑えるという以上に、かなりぐっとくる話。
まあそれでも、新聞でサイコパスを募集したらウサギを抱いたトム・ウェイツが現れるというのは確かに普通ではない(笑)
エンドクレジットが始まってからの彼とのやりとりがいいですねぇ。
ある約束、その言葉が持つ重み、でも、彼も相手の状態を察する。
やはり本質は笑いではありません。
大好き。
[原題]Seven Psychopaths
2012/イギリス/110分
[監督・脚本]マーティン・マクドナー
[出演]コリン・ファレル/サム・ロックウェル/ウディ・ハレルソン/クリストファー・ウォーケン/トム・ウェイツ/アビー・コーニッシュ/オルガ・キュリレンコ/マイケル・ピット/ハリー・ディーン・スタントン
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