『リバティ・バランスを射った男』(ジョン・フォード)

リバティ・バランスを射った男
惚れた女のために嘘をつくジョン・ウェインに泣き、やけ酒をあおるウェインに泣き、自ら家に放火するウェインに泣き、棺の上に供えられたカクタス・ローズに泣く。

「記事にしないのか?」「ええ、伝説が現実になった今、その伝説を記事にします、それが西部だ」

見せ場はジェームズ・スチュワートvsリー・マーヴィンですが、真の見せ場はジョン・ウェインvsリー・ヴァン・クリーフ。

目の前で銃を抜こうとした相手の手首を左手で掴むと、振り下ろした右手で叩き落とすように銃を奪い取り、あまりの勢いに相手は倒れこみます。

これだけのことをやるのに0.8秒くらい。
しかも、雑魚相手でもとんでもない早業ですが、相手がマカロニ・ウエスタンでお馴染みのあのリー・ヴァン・クリーフで、しかもこちらは酔っ払った状態。

そういう演出とはいえ、もう格が違いすぎて、笑っちゃうレベル。

それにしても、ジェームズ・スチュワートとジョン・ウェインの共演だけでも十分豪華ですが、悪役がリー・マーヴィンで、その手下にリー・ヴァン・クリーフ、ウェインの従者にウディ・ストロード、気骨ある酔いどれ新聞記者にエドモンド・オブライエン、もうたまらない顔ぶれ。

あと、忘れてはならないのがステーキ!他ではあんな大きなステーキ観たことがありません(笑)

[原題]The Man Who Shot Liberty Valance
1962/アメリカ/123分
[監督]ジョン・フォード
[出演]ジェームズ・スチュワート/ジョン・ウェイン/ヴェラ・マイルズ/リー・マーヴィン/エドモンド・オブライエン/ウディ・ストロード/リー・ヴァン・クリーフ

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