映画秘宝の“銃撃戦映画ベスト20”に『PTU』が堂々のランクイン!

映画秘宝10月号は、『マイアミ・バイス』公開に合わせ、銃撃戦特集。

その中の“オールタイム銃撃戦映画ベスト20”なる企画に、なんとなんと、我らがトーさんの『PTU』が堂々のランクイン!

PTU 銃撃戦

 

トーさんの銃撃戦なら『ザ・ミッション/非情の掟』だろ!とも思いましたが、選者も『ザ・ミッション/非情の掟』にも触れており、そちらも捨てがたいが、「いくら強力な武器を持っていても、きちんと訓練した者には敵わない、という厳然とした事実を冷徹に描い」たラストの銃撃戦にグッときたとのこと。

あと、「拳銃を紛失した刑事の拳銃へのこだわりのなさもリアルだ」って、ラム・シューのことじゃないですか!

PTU ラム・シュー 拳銃

 

香港映画に限ってのベスト20じゃないですからね、映画史上のベスト20、そこでラム・シューについて語られるとは!

ベスト20には、先日UPした『リベリオン』も堂々のランクイン。

ここまでだとレベルを疑われるかもしれませんが、同列に並ぶのは、『怒りの荒野』『拳銃は俺のパスポート』『ダーティハリー』『ゲッタウェイ』(当然ペキンパー版)『マイアミ・バイス』(TV版)『ダイ・ハード』等々、錚々たる顔ぶれ。

ちなみに、20本は同列ですが、その上に別格としてマイケル・マン監督の『ヒート』が君臨しています。

いやあ、ここに入っていたのが『ザ・ミッション/非情の掟』なら映画秘宝なので驚きもしないですが、『PTU』が選ばれ、しかもラム・シューについて触れられていたのが嬉しい。
しかも、ポイントは“こだわりのなさ”(笑)
それでこそラム・シュー!


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