『ドーベルマン・ギャング』(バイロン・ロス・チャドナウ)

ドーベルマン・ギャング

人間ではミスをするので、ロボットに強盗をやらせたい、でも無理だよなぁと思ってたところに、たまたま見かけた警備のドーベルマンの優秀さに目をつけたリーダー、これはいける!

そのアイデアだけで突っ走る強引さながら、訓練場面を丁寧に描いたり、結構ちゃんとした作りです。

実際に可能かどうかは別として、訓練シーンを丁寧に描いているので、強盗本番の犬たちの動きにも説得力はあります。

いくつか想定外の事態も起きますが、訓練されていない点についてもしっかり仕事をこなす犬たち、その理由が素晴らしい、人間以上にお金が大好きだったのだ!

区別がつくように、各色の首輪と共に名前が付けられますが、このネーミングが最高。
脅迫文を渡すという一番大事な役目の犬に、強盗といえばこの人、ジョン・デリンジャー。
以下、ボニー&クライド、ベビーフェイス・ネルソン、プリティボーイ・フロイド、マー・バーカー。

ペットショップが6匹も買ったので1匹おまけにブルドッグをくれますが、このブルドッグがいい味出しています。
訓練シーンでドーベルマンたちと同じことをやってみようとするも、どれもできない(笑)
名前だけは一丁前で、なんとJ・エドガー・フーパー。
だけど、まさかの活躍も!

 

ドーベルマン・ギャング [DVD]

[原題]The Doberman Gang
1972/アメリカ/87分
[監督]バイロン・ロス・チャドナウ
[出演]バイロン・メーブ/ジュリー・パリッシュ/ハル・リード/シミー・ボウ/ジョジョ・ダモーレ

→予告編 →他の映画の感想も読む