『アフタースクール』(内田けんじ)

アフタースクール

「学校なんか関係ないんだよ。お前がつまんないのは、お前のせいだ」

『運命じゃない人』の内田けんじ監督最新作、『アフタースクール』観て来ました。

むちゃくちゃ面白かった『運命じゃない人』
しかも、脚本勝負の映画だったあの映画。
あんな凄い脚本は、普通一生に1本の脚本でしょう。しかもデビュー作。

俄然高まる2作目への期待ですが、“普通に面白いけど、前作ほどじゃないなぁ”でも上出来で、それなりの映画でもむしろ当たり前。

それが、前作に負けず劣らず、むちゃくちゃ面白い。もう脱帽です。

自分もあらすじすら読まずに観ましたが、可能な限り、本作も予備知識ゼロでご覧になることをお勧めします。

アフタースクール 大泉洋 堺雅人

ただ、“『運命じゃない人』を観ている”ということは、それだけである意味予備知識になっちゃいますね。
もうかなりひねくれた視線で観てしまいますから(笑)

なるべく頭空っぽにして観ようとしましたが、この人怪しいなぁ、いや、こっちのがもっと怪しい、あれ!?ひょっとしてこれは?

な~んて思ってるうちに、えええぇぇぇ!!という大展開。

これに最初から気づく人、いるんでしょうか?
冒頭のやりとりがあれだからなぁ。

いかんいかん、口が滑りそうになってきました。

喋りたいけど喋れないこのもどかしさ(笑)
ご覧になった方は、こっそりお話ししましょう。

えええぇぇぇ!という脚本の妙だけでなく、“ちょっといい話”“ぐっとくる台詞”があるのも内田監督の映画。
冒頭の台詞なんかいいなぁ。

前作も、練りに練られた脚本で唸らせながら、根本にあったのは、幼馴染の男同士の友情。
今回も、前作のキーワードを引き継ぎつつ(前作と主要登場人物の●●が同じ)、根本にあるのは“同級生”。
なので、『アフタースクール』というタイトルも今回も巧い。

アフタースクール 大泉洋 佐々木蔵之介

というわけで、何とかほぼ何も話さずに済みました。

『運命じゃない人』に続いて、文句なしに面白いですので、ぜひ皆さんで一緒に騙されましょう(笑)

2008/日本/102分
[監督・脚本]内田けんじ
[出演]大泉洋/佐々木蔵之介/堺雅人/田畑智子/常盤貴子

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